バスケット×保育 〜遊びながら育む子どもの成長〜

保育

男性保育士のヤマです。

現役保育士として20年が経とうとしております。
この節目に今まで経験してきた保育や2児の父親として子育てしてきた経験を発信し、
皆さんの何かの役に立てれば幸いです。

今回は「バスケット×保育」の視点から、遊びを通じて育まれる力や、実際の遊びのアイデアをご紹介します!

最近日本でもバスケットボールの人気は高まっており、Bリーグも盛り上がっていますよね!

私もほぼ毎週行われている。バスケの試合を追っかけているバスケファンです。

そして私自身、低身長ながらも身長が高い方が有利と呼ばれるバスケットボールが大好きです。

有利・不利にとらわれず、楽しむことができたらスポーツに限らず、様々なことに挑戦できるのではないかと思い、今回の記事を書くことにしました。

研究に基づいた子ども達への影響や実体験を基にお伝えしていきますので是非最後までご覧ください。

実体験

性差で言うのはあまり好ましくはないのですが

私は男性ながら女性の平均身長よりも小さいです。

幼いころからコンプレックスがありましたが、バスケとの出会いでコンプレックスを克服できたと言っても過言ではありません。

バスケとの出会いは小学生の時、母に連れられていったママさんバレーの体育館でした。

そこにバスケットボールが転がっており、何気なくボールをついていると

『ドリブルが上手だね』『バスケット選手みたいだ』

などと褒められました。

正直バスケットボールの存在も知らなかった私は、連続で3回もドリブルすることはできていませんでした。

それでも褒められたことが嬉しくて、何度も何度も繰り返していました。

バスケ部は小学校にも中学校にもなかったものの、体育の授業でバスケットボールを初めて行い、

身長の大きい友だちをドリブルで抜き、シュートを決めた時になんともいえぬ快感を得ました。

『ちいさくてもできるじゃん!』

と知ることができました。

バスケを知る以前の私は大きい人が苦手で、年齢が私よりも低くても体が大きいと敬語で話してしまうくらい、萎縮していました。

そんな私が初めてどんな人でも対等に見ることができるようになったのです。

その時からバスケットボールが大好きになりました。

高校に入ってから本格的にバスケをはじめ、現在を続けています。

大した成績は残せませんでしたが、バスケと出会えたことが私の大きな財産になっています。

バスケットが子どもの成長に与える影響

バスケットボールは、子どもの精神的な成長にも多くの良い影響を与えます。以下に、関連する研究から得られた主なポイントをまとめました。

1. 自己肯定感と自信の向上

スポーツ活動に取り組むことで、子どもは自身の能力や成果を実感できます。成功体験や目標の達成は、自己肯定感と自信を高め、自分に対するポジティブなイメージを築く助けとなります。

弘徳学園

2. ストレスの軽減

運動はエンドルフィンと呼ばれる脳内物質の分泌を促進し、ストレスや不安を緩和します。バスケットボールのようなスポーツに集中することで、日常生活のストレスから解放される効果も期待できます。

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3. 集中力と注意力の向上

バスケットボールでは、状況の把握、戦略の立案、相手の動きの予測など、多くの認知的スキルが必要とされます。これらのスキルを鍛えることで、子どもの集中力と注意力の向上が期待でき、学校や日常生活にも良い影響を与えます。

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4. 忍耐力や闘争心の育成

試合中の心理状態に関する研究では、バスケットボールのプレイを通じて、忍耐力や闘争心、自己実現意欲、勝利意欲、自己コントロール能力、リラックス能力、集中力、自信、作戦能力、協調性といった心理的要素が育まれることが示されています。

宮崎大学学術情報リポジトリ

これらの研究から、バスケットボールは子どもの精神的な健康と発達に多角的な良い影響を与えることが明らかになっています。保育や教育の現場で積極的に取り入れることで、子どもたちの健全な成長をサポートできるでしょう。

(1) 身体能力の向上

バスケットには歩く・投げる・転がすといった基本的な運動が含まれています。幼児期の子どもたちは、無理なく体を動かす遊びをすることで、運動の楽しさを感じることができます。

(2) 協調性・チームワーク

簡単なルールを設定し、バスケットボールを使った遊びをすることで、子どもたちは「順番を守る」「友だちと協力する」といった社会性を学びます。

(3) 挑戦する心と成功体験

「ボールを投げたらゴールに入った!」「遠くまで転がせた!」といった成功体験は、子どもたちの自信につながります。遊びの中で「できた!」という体験を積み重ねていくことが大切です。

保育でできる簡単なバスケット遊び

運動が得意でない子どもも楽しめる遊びを紹介します。

(1) ボール転がしリレー

🏀 対象年齢:3歳〜5歳 🛠 準備するもの:

  • ソフトボール(柔らかいボール)

🎲 遊び方:

  1. 子どもたちを2〜3人のグループに分ける。
  2. 順番にボールを転がして、ゴール地点まで運ぶ。
  3. どのチームが早くゴールできるか競争する。

➡ 転がすだけのシンプルな動作なので、運動が苦手な子も無理なく楽しめます。

(2) ふわふわボールキャッチ

🎈 対象年齢:3歳〜5歳 🛠 準備するもの:

  • 風船やスポンジボール

🎲 遊び方:

  1. 風船や軽いボールを子どもたちに投げる。
  2. 子どもたちは手を広げてキャッチ!
  3. 慣れてきたら、少しずつ距離を伸ばしてみる。

💡 風船を使うことで、ゆっくり落ちるため、キャッチしやすく、運動が苦手な子でも成功体験を得やすいです。

(3) ゆっくりシュートチャレンジ

🏀 対象年齢:3歳〜5歳 🛠 準備するもの:

  • ソフトボール
  • 洗濯カゴや段ボール箱

🎲 遊び方:

  1. カゴを近くに置いて、子どもたちがボールを投げる。
  2. 入ったら大成功!
  3. 少しずつ距離を伸ばして挑戦してみる。

✨ 近い距離から投げることで、成功しやすく、自信につながります。

保護者にも伝えたい!家庭でできるバスケット遊び

🏡 家庭でも簡単にできるバスケット遊びをご紹介します。

(1) 📰 新聞ボールでおうちシュート

新聞紙を丸めてボールを作り、洗濯カゴをゴールにしてシュート遊びをすることで、手先のコントロール力を鍛えられます。

(2) 🎈 風船バスケット

風船を使ったシュート遊びは、ゆっくりと落ちるので小さい子どもでも楽しめます。風船を使うことで室内でも安全に遊べるのがポイントです。

4. まとめ

バスケットボールを取り入れた遊びを通して、子どもたちは身体能力だけでなく、協調性や挑戦する気持ちを育むことができます!

🏀 「楽しい!」が子どもの成長の原動力! 保育の現場や家庭で、簡単なルールを取り入れながらバスケット遊びを実践してみてください。

📢 今後も「趣味×保育」の視点で、楽しく学べるアイデアを発信していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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