男性保育士のリアルな悩みと解決策!20年の経験から学ぶ成功の秘訣

保育

現役男性保育士のヤマと申します。

今回は男性保育士として20年働いてきた中での悩みとその解決策をお伝えします。

今回、こちらの記事を見てくださっているということは男性保育士を目指す方本人、または関係者の方ではないでしょうか?

ヤマ自身が体験したリアルな情報をお伝えしますので、参考にしていただけたら幸いです。

【保育メトロ】上京したい保育士さんのための転職支援サービス

はじめに

近年、男性保育士の数は少しずつ増えてきていますが、まだまだ女性の割合が多いのが現状です。

ヤマが初めて勤務した園では初めての男性保育士ということで様々な意見がありました。

もちろん、お聞き苦しい意見もありましたが

好意的に見てくれる人もいますのでまずご安心ください。

そして、この記事にはよく言われる質問や苦情の対処法も載せていきますので、是非最後までご覧ください。

男性保育士のよくある悩み

1. 保護者や同僚からの目線

男性が少ない職場だからこそ、「男性保育士って大丈夫?」と不安視されることもあります。特に、保護者の中には女性保育士を希望する人もいるため、信頼関係を築くまでに時間がかかることも。

ヤマのリアル:

1年目の時にある保護者に

『先生が担任なんですか?着替えの時は他の先生が見てくれるんですよね?』

と言われました。

その時の対処:

保護者へは

『ご心配おかけして申し訳ありません。隣のクラスには女性職員がいますので状況に合わせて適切に対処させていただきます。』

と答えました。

そして、園長と先輩に相談し、園長から直接話をしてもらいました。

ヤマがいる・いないに関係なく、特別な対処はせず、他の子と一緒に着替えを行う。

後日談ですが・・・園長から保護者へは

『怪しい行動があれば、すぐに対処します』と言っていたそうです。

当時は『そう伝えられても保護者の安心を得るためには仕方がない』

と思っていましたが、今考えるとひどいですよね・・・

もう少し、男性保育士を信じて

『保育士の仕事に誇りを持って子ども達と接してくれています。もしも、なにかあれば私が責任を取ります。』

くらい言っていただけるとありがたいですよね。

同僚(その時は先輩たちばかりでしたが)は不審な目で見ることなく、むしろ『期待』というか『頼りにしている』というふうに思ってもらっていました。

その後関わってきた同僚の中には敵視してきたり、嫌味を言ってきたりする人もいます。これはどこにでもいますね・・・。

そんな人たちの対処法はこちらに書いてあるので是非見てください。

2. トイレ・お着替え問題

園の方針によっては、異性の子どものトイレや着替えを担当しないよう決められている場合もあり、業務の範囲が制限されることがあります。

ヤマのリアル:

今まで異動で複数の園で保育を行ってきましたが、園の方針で着替えやトイレを行わないということはありませんでした。

もちろん前記の通り初めて行く保育園で初男性保育士!!なんてなると期待と冷たい目線を浴びます。

これは次第に慣れていきますし、むしろ最初に冷たい目線を送ってくる保護者の方が最後仲良くなっていたりします。お互い腹を割って話した方が分かりあえるとヤマは信じています。

3. 給与・キャリアアップの壁

保育業界全体の課題として、給与の低さや昇進の難しさがあります。

特に男性は、家族を養う責任が大きくなりやすいため、経済的な不安を感じることが多いようです。

ヤマのリアル:

正直に言うと経済面での不安を拭い去ることは難しいです。

ですが、

私くらいの年代(30代後半)になると、園長や主任職を任されて手当がついたり、法人を作って独立したり、副業をして稼いでいる人もいます。

給料面では地方よりも都内の方が多い傾向にあります。

(自治体ごとの補助金が変わるのでどこで働くかが重要です)

また、公立の保育園で働くことも視野に入れると良いと思います。

公務員扱いになるので、給料も毎年上がりますし、ボーナス入ります。

民間と比べると初任給が少なめなので長く続けたいという人には向いていると思います。

保育の内容については行政管轄なので、昔ながらの保育が多い傾向にあります。

新しい取り組みを始める時に手続きや今までのやり方にこだわる方も多いのでなかなか変わらないという意見もよく聞きます。

また、公務員なので試験があります。

内容は自治体ごとで違いますが、試験日が他の地区と同日どいうことも多いので、よく調べてから試験を受けに行くと良いと思います。

参考までに・・・

同年代の保育士同士で結婚し都内に家を建てて、子どもが二人いる

という友人います。

4. 役割の偏り(力仕事が多いなど)

行事の準備や園庭の整備など、力仕事を任されがちです。頼られること自体は嬉しいですが、時には負担に感じることもあります。

ヤマのリアル:

すみませんが、これにヤマは当てはまりませんでした。

同僚の女性の方の方が力が強かったり、準備も得意な方がいました。

人それぞれだと思います。得意・不得意があるんで、うまくお願いし合えると良いですね。

ヤマ個人の意見としては得意・不得意があるにしても、互いに丸投げではなく、できることは不得意でも少しは自分でやった方が良いと思っています。

例として

製作が得意な先生の方が手早く、量もこなせると思いますが、だからと言って、その人ばかりに任せてしますと負担になってしまいます。製作準備が終わっておらず、もしもその先生が体調を崩したらどうでしょう・・・。

同じく、ピアノが得意な先生に誕生会や発表会でのピアノを全てお願いするのも負担が大きいと思います。練習する時間も必要ですし、人前で弾くというのはプレッシャーもあります。

なので、『互いに助け合う』『手伝ってもらう』くらいの意識でいるのが良いのではないかと思っています。

悩みの解決策と対処法

1. 保護者や同僚との関係構築

信頼を得るためには、日々のコミュニケーションが重要です。保護者とは積極的に挨拶を交わし、子どもの成長について話すことで安心感を与えましょう。同僚とは協力し合いながら役割を分担し、理解を深めることが大切です。

ヤマのリアル:

まず、保育士が一番最初に信頼を得るべきなのは子どもだと思っています。

特に保護者は子どもの表情や様子を気にしています。

子どもが笑顔で登園できていれば、保護者との大きなトラブルにはなりません。

同僚には良い意味で気を遣いすぎない方が上手くいきます。

保育士を目指す男性は相手に合わせたり、相手を尊重して一歩引いてみたりする方が多いので、逆に壁を作ってしまうことがあります。

プライベートなら別ですが、あくまで仕事上の関係なので男女関係なく接するのが良いと思います。

ヤマは気を遣いすぎて心を病んだことがあります・・・

きっとヤマ本人に向かって言っている言葉でもありますね。

2. 園のルール作り・環境整備

トイレや着替えの対応については、園全体でルールを統一することで、不安を解消できます。男性保育士だからといって特別視されるのではなく、誰もが安心して働ける環境を作ることが重要です。

ヤマのリアル:

私が配属された園ではトイレが一つしかなく、男女兼用でした。どうしても女性職員の後にトイレに入るのが嫌で(先に入った職員に申し訳なくて)我慢しすぎて膀胱炎になりかけたことがあります。

その後、当時の園長に相談しましたが、改善はされませんでした。

『設備上の問題』とされ、『申し訳ないけど、気にせずトイレを使って』と言われました。

3. キャリアアップの方法

資格取得:幼児体育指導者や発達支援関連の資格を取ることで、専門性を高められます。

副業:保育系ブログやYouTube、オンライン講座など、収益を得る手段を増やすことで経済的な不安を軽減できます。

転職:保育士のキャリアパスは多様化しています。児童福祉施設や企業主導型保育所など、別の働き方を検討するのも一つの手です。

ヤマのリアル:

ヤマが通っていた養成校で講演会に招かれ、話をすることで収益を得ました。

現在noteやブログを開設して情報発信をしながら、収益に繋げられるか取り組み中です。

途中経過等も今後記事にしていきたいと思います。

男性保育士だからこそできること

1. 父親的な役割の魅力

子どもたちにとって、父親的な存在は貴重です。特に男の子にとっては、男性のモデルとなる存在が身近にいることで、社会性の発達に良い影響を与えます。

ヤマのリアル:

仕事での役割もそうですが、実際に家庭を持った時の影響は絶大です。

まずパートナーからの大きな信頼が得られます。

また、他家族との関わりや親戚同士の関わりがある時など、保育士スキルは大いに役立ちます。

子どもを引き付ける力で信頼を得て、大人同士の関係も築きやすくなります。

2. ダイナミックな遊び

体力を生かした遊びやアウトドア活動を得意とする男性保育士は、子どもたちにとって魅力的な存在です。思いっきり体を動かす遊びを取り入れることで、子どもたちの発達を促すことができます。

ヤマのリアル:

人によると思いますが、ヤマは戸外遊びが得意です。というか、大好きです。ダイナミックな動きや早い動きは注目の的になります

3. 多様な価値観を提供

保育の現場では、女性中心の視点が多くなりがちですが、男性保育士がいることで、より多様な価値観や考え方を子どもたちに伝えることができます。

ヤマのリアル:

女性だけの職場の中に男性が入ると、女性が気を遣ってトラブルが減るという話はきいたことありますが、ヤマの周りではあまり変わりませんでした。

ですが、様々な考え方の人間がいることは良いと思います。同じ考えが多いと変化が起きづらく、時代の変化に取り残されることがあります

まとめ

男性保育士ならではの悩みはありますが、適切な対策を講じることで、働きやすい環境を作ることができます。

ですが、まだまだ男性保育士が少ないのも事実です。

ヤマ自身も同じ職場内に男性職員がいれば・・・と何度考えたことでしょう

もし、少しでも興味があれば是非お問い合わせください。

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました