0歳児 3月月案

月案

男性保育士のヤマです。

現役保育士として20年が経とうとしております。
この節目に今まで経験してきた保育や2児の父親として子育てしてきた経験を発信し、
皆さんの何かの役に立てれば幸いです。

『幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿』を基に月案を作成しました。

月案に使用しやすい5領域別の月案と保育の中で意識しやすい10の姿別の月案にしましたので、書類・保育両面で参考にしていただけたらと思います。

※0歳児は基本的に個別配慮になります。

 食事(離乳食)・関わり方の具体例等は随時記載していきたいと思います。

0歳児(5領域)

【ねらい】

  • 春の訪れを感じながら、戸外での遊びを楽しむ。
  • 保育者に見守られながら、自分でやってみようとする気持ちを育む。
  • 保育者や友だちと触れ合いながら、安心して過ごす。

【前月末の姿】

  • 保育者や友だちと関わりながら遊び、笑顔が増えてきた。
  • 手足をしっかり動かして体を使うことを楽しんでいる。
  • 食事や着脱など、保育者の援助を受けながら少しずつ自分でやろうとする姿が見られる。
  • 生活リズムが安定し、安心して過ごせるようになってきた。

【家庭との連携】

  • 進級に向けて生活リズムを整え、睡眠や食事の習慣が安定するよう相談しながら進める。
  • 春先の気温差に対応できるよう、衣服の調整について声をかけ合う。
  • 1年間の成長を振り返りながら、子どもの頑張りや成長を一緒に喜び合う機会を作る。
  • 言葉や動きが増えてきた様子を伝え、家庭でも子どものやりたい気持ちを尊重できるよう情報共有する。

【健康】

ねらい

  • 体を動かすことを楽しみ、元気に過ごす。
  • 手洗いなどの習慣に少しずつ慣れていく。

内容

  • 戸外で体を動かしながら、春の風や日差しを感じる。
  • 食事や睡眠をしっかりとり、体調を整えながら過ごす。
  • 保育者と一緒に手を洗う経験を積み重ねる。

【人間関係】

ねらい

  • 保育者や友だちと触れ合いながら安心して過ごす。
  • 「一緒に遊ぶ」楽しさを感じる。

内容

  • 保育者に見守られながら、友だちとおもちゃを共有したり、そばにいることを楽しむ。
  • 保育者とのふれあい遊びやわらべうたを通して、愛着関係を深める。

【環境】

ねらい

  • 身の回りのものに興味を持ち、触れてみようとする。
  • 戸外の自然に触れ、春の変化を感じる。

内容

  • 草花や風の心地よさを感じながら、春の自然を楽しむ。
  • 色々な素材のおもちゃに触れ、手や指の感覚を育む。

【言葉】

ねらい

  • 保育者の優しい声掛けを聞き、言葉のやりとりを楽しむ。
  • 身近な音や声に関心を持つ。

内容

  • 保育者と目を合わせながら、簡単な言葉やジェスチャーでやりとりする。
  • 音の出るおもちゃや歌に興味を持ち、楽しむ。

【表現】

ねらい

  • 体を動かしながら、リズム遊びを楽しむ。
  • 好きな遊びを見つけ、自分なりに楽しむ。

内容

  • 手や足を使って音を鳴らしたり、体を揺らして音楽を楽しむ。
  • 絵の具やクレヨンを使って、自由に表現する機会を作る。

0歳児(10の姿)

【健康な心と体】

  • 体をしっかり動かし、遊びを楽しむ。
  • 十分な休息をとり、健康的に過ごす。

【自立心】

  • 自分で食べようとしたり、動こうとする気持ちを育てる。
  • 保育者に見守られながら、自分でやってみようとする。

【共同性】

  • 友だちや保育者と関わりながら、安心して遊ぶ。
  • そばにいる友だちに興味を持つ。

【道徳性・規範意識の芽生え】

  • 「ありがとう」「どうぞ」などの簡単なやりとりに触れる。
  • 保育者の見本を通して、優しい関わりを知る。

【社会生活との関わり】

  • おもちゃを貸し借りする経験をする。
  • 食事や着替えなど、保育者と一緒に生活する心地よさを感じる。

【思考力の芽生え】

  • 身近なものを触ったり、動かしたりして試してみる。
  • 形の違いや音の変化に気づく。

【自然との関わり・生命尊重】

  • 園庭や散歩で草花や小さな生き物に触れる。
  • 空の色や風の変化に気づく。

【数量・図形、文字等への関心・感覚】

  • 大小や形の違いに気づき、触れることを楽しむ。
  • シール貼りやおもちゃを使いながら、形に興味を持つ。

【言葉による伝え合い】

  • 保育者の声掛けに反応し、簡単な言葉やジェスチャーを楽しむ。
  • 絵本の読み聞かせを通して、言葉のリズムに親しむ。

【豊かな感性と表現】

  • 色や音、リズムに触れながら楽しむ。
  • 保育者の表情や声の調子を感じ取り、真似をする。

いかがだったでしょうか? 0歳児はあくまでも一人一人にあわせて指導計画をたてていきます。

詳しい内容等につきましてはまた随時あげていきたいと思います。

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