1月16日は『ヒーローの日』ということで、私の保育の原点ともいえるヒーローの話をしたいと思います。
私が保育士を目指すきっかけとなったK先生についての話となります。
現在まで20年ほど保育士をしてきましたが、私が保育士を目指し始めた高校生の頃はまだ「保母さん」「保父さん」
なんて言葉が残っている時代でした。
男で保育士を目指すことに対しても周囲からは否定的な言葉が多かったです。
「男なのに保育士なんてお金にならないよ」
「男なのに・・・ロリコンですか?www」
なんて言われたこともあります。
令和になり、少しずつ少しずつ男性保育士のイメージも良くなっているのではないかと思っています。有名なT先生も素晴らしい保育や子育ての仕方を発信しており、私自身参考にさせていただいています。ありがたいことです。
話が逸れました。
~~K先生とのエピソード~~(平成初期)
体も小さく気も弱い男の子だったヤマ(幼少期の私)
戸外あそびの時はいつも砂場であそんでいましたが、気の強い女の子たちに水汲みばかりさせられていました。
女の子A「ヤマくん みずくんできて!」
女の子B「みずがなくなっちゃうからはやく!」
女の子C「もう1かい ヤマくん みずくんできて」
私も砂あそびをしたかったけれど、その日はまだ一度も砂に触れることができていませんでした。
それに気づいたK先生は
K先生「ヤマくんばかり水汲みにきているね?ヤマくんはどうしたい?」
ヤマ「みんなといっしょに すなあそび したい」
K先生「よし じゃあ一緒にお願いしにいこう」
ヤマ「みずじゃなくて おすな やりたい」
女の子A「ヤマくんはおとこのこだから おんなのこに やさしくしなきゃだめなんだよ
だから ヤマくんが みずくんできて」
ヤマ(・・・そうだよな 女の子には優しくしなくちゃ じゃあ やっぱり僕がいかなきゃ)
「わかった ぼくがくんでくる」
と言ったその時
K先生「ヤマくん やりたいことがある時には 男の子も女の子も関係ないんだよ?
もちろん優しくすることも大切だけど 自分の気持ちも大切にしてね
女の子たちも 優しくしてもらうには 自分から友だちに優しくしなきゃね」
と優しく声を掛けてくれました。
その後砂場あそびに参加できたかどうかは正直覚えていません・・・
ですがK先生の言葉が、今も保育士になった私の心の支えになっています。
あの言葉があったからこそ周囲の反対があるなかでも保育士を目指すことができました。
他にもたくさんの方々に支えられ、現在も保育士としての仕事を続けることができています。
K先生ありがとうございました。
明日は保育と子育ての違いについて投稿したいと思います。
今後も保育についての話、子育てに役立つ技などもどんどん投稿していきますので、よければ読んでいただけたら幸いです。
お問い合わせ
当ブログへのご連絡は、以下のフォームからご連絡ください。
コメント