男性保育士のヤマです。
現役保育士として20年が経とうとしております。
この節目に今まで経験してきた保育や2児の父親として子育てしてきた経験を発信し、
皆さんの何かの役に立てれば幸いです。
卒園式が近づく季節、子どもたちが保育園生活を終える瞬間が迫っています。この時期、保育士としてどんな準備をして、どんな心構えで卒園を迎えるべきなのでしょうか?
卒園式までの準備リスト
卒園式は、子どもたちが保育園を卒業する大切なイベントです。その準備は、式の内容だけでなく、子どもたちの成長を振り返る貴重な時間にもなります。保育士として、子どもたちの個性や成長の過程を大切にしながら、卒園式のプログラムを考えることが大切です。
基本的な道のりを紹介するのでぜひ、チェックしながら進めましょう。
1月下旬 準備スタート
□ 卒園証書、証書入れなどの注文
□ 卒園記念品などを決め、注文
前もってしっかり計画を立て、準備をしていきましょう。あらかじめ子どもたちの意見を聞いて、それを取り入れるとより思い出深い式になります。
2月上旬 式全体の流れを保育士間で話し合う。
□ 子ども達が取り組む部分と保育士が担当する部分を明確にする
□ 当日までのスケジュールを立てる
□ 式の装飾、贈り物を検討
□ 卒園式で子どもの名前を呼ぶときに添える言葉を考える。
(職員がいう場合、子どもが発表する場合)
※職員が着る服装の確認 レンタルする場合には遅くともこの時期に行いましょう
2月下旬 卒園児(在園児)と卒園式の準備について話し合い、決める
□ 卒園式で歌う歌を決め、練習を始める
□ 在園児と卒園式について話し始める
□ 壁面や装飾づくり、会場づくりをする
□ 証書の受け取り方や、歩き方を確認する
□ 卒園児のお別れの言葉を考え、大きな声で発表できるようにする
1~2週間前 リハーサルや準備物の確認
□ 本番の流れを通しで行う
□ プログラムを印刷
□ 式次第、歌詞、卒園児名簿の準備
□ 証書、証書入れ、記念品等の注文品の数の確認
□ 式場に飾る花の注文
前日 会場準備と流れの確認
□ 当日の流れや、どんな一日にするか意識の統一
□ 会場づくり(各席の準備、席の表示、演台など)
□ 卒園証書の数、名前と順番を確認
□ 記念品の数などの確認
□ 記念撮影の場所、使うものを確認
□ 音響設備の確認
当日 最終確認
□ 証書の数と順番の確認、名前の最終確認
□ 会場の最終確認(会場内の温度、明るさ)
余談:以前私はカーテンを閉め忘れ、式中ずっとまぶしさを堪える羽目になりました・・・
□ 音響・音楽・マイクの再確認
□ 会場に花を飾る
当日の流れ
卒園児登園前
- 式次第の最終確認
- 園内の見回り(きれいに掃除されているか確認)
- 生花の搬入、最終飾り付け
卒園児登園(受付)
- 名前の確認、保護者には配布物を渡す・卒園児の胸にコサージュを付ける
- 保護者は会場へ案内 卒園児は保育室で待機
- トイレの確認
卒園式
- 入場
- 園長先生の話
- 証書授与
- 送辞
- 答辞
- 歌
- 退場
卒園記念写真撮影
降園
卒園式後
卒園式を終えても保育園に登園する子も多いと思います。卒園後も、親との連絡を大切にし、子どもたちが新しい環境に順応するための支援を続けることが重要です。
- 家庭との連携: 卒園後の生活に不安を感じる親に対して、適切なアドバイスをする。
- 子どもとの関わり:成長した姿を認めながら、最後に楽しい思い出を作れるようにする。
保育士としての振り返り
卒園を迎えるたびに、保育士自身も振り返りの時間を持つことが大切です。これまでの一年を振り返り、何ができたか、何を学んだかを考えることで、次年度に向けて新たな目標を立てることができます。
結びに 卒園式は、子どもたちにとって新しい一歩を踏み出す瞬間です。そして、保育士にとっても感慨深い瞬間です。この特別な時期を通じて、子どもたちの成長を見守り、共に学び、支え合ったことを忘れずにいたいですね。
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