【保育士歴20年】子ども時代の「苦い経験」が、今の私の保育を支えている話

保育

こんにちは、泣き虫保育士ヤマです。

突然ですが、みなさんは
自分が子どもだった時、保育園(幼稚園)は好きでしたか?

私は――嫌いでした。


子ども時代に感じた「違和感」

やらされること。
我慢させられること。

絵を描くのも、歌を歌うのも苦手だった私にとって
園生活は窮屈で楽しくない場所でした。


それでも私は、保育士になりました。

あの時、してほしかったこと。
あの時、気づいてほしかったこと。

その思いが、保育士としての私を育ててくれました。

  • つらそうな表情にいち早く気づくこと
  • 心が軽くなる言葉を選ぶこと
  • 興味を引き出す工夫をすること

すべて、過去の「苦手」だった自分が教えてくれたのです。


「子ども中心の保育」が、時に理解されない理由

でも、子どものために本気になればなるほど…

  • 「ヤマ先生は男だから子どもに好かれるだけ」
  • 「ヤマ先生が関わると仕事が増える」

そんな声も聞こえてきます。

でも違うんです。

男だから好かれるのではなく、気持ちに寄り添っているから。
仕事が増えるのではなく、環境を子どもの成長に合わせて変えているから。

それが保育という専門職だと、私は思っています。


同じブロックだけで遊ぶ毎日って、本当に保育?

たしかに「安心できる環境」が必要な子もいます。
でも毎日同じおもちゃ、同じ遊び…それだけが正解でしょうか?

「トラブルにならないように分け合って使おうね」
この一言で済ませる保育って、少しもったいないと思いませんか?


保護者支援の「言い方」、それで本当にいいの?

「○○してください」
「△△は困ります」
気づけば、そんな“注意文”ばかりの園だってあります。

たとえば…

  • 衣服に名前がない → 掲示板で晒すように注意
  • 体調不良の報告がない → 厳しい口調で一方的に伝える

でも、保護者だって毎日必死です。
忘れてしまうこと、ありますよね。

私たち保育者は、
子どもに対しては言い方・タイミング・状況を考えて声をかけるのに
なぜ保護者にはしないのでしょうか?


「子どものために」…その言葉で誰かを追い詰めていませんか?

あえて言います。

『子どものために』という言葉で、誰かを責めていませんか?

子どもが大好きな親と
子どもが大好きな先生が
ピリピリしていたら、子どもはどう感じるのでしょうか。


トラブルの連鎖を断ち切るには

  • 保護者に厳しくされた人が、別の保育士に当たる
  • 上司に叱られた保育士が、後輩に強く出る

そんな連鎖を何度も見てきました。
怒りの矛先は、正しく向けないと、関係を壊すだけです。


ヤマの伝え方、紹介します。

私もハッキリ言う時は言います。でも同時に、相手の良いところも伝えます。

「ヤマ先生は男だから好かれてるだけ」
→「男は関係ないですね。全力で遊ぶからかな。○○さんのピアノも、子ども達に大人気ですよね。」

「仕事が増える」
→「子ども達、すごく楽しんでましたよね!○○さんの誕生会、感動的でした!」

伝え方次第で、対話は対立になりません。


最後に…みんなで一歩ずつ。

人間関係って難しい。
でも**「相手を認める」ことからすべては始まる**と思っています。

  • 少しだけ我慢してみる
  • 少しだけ歩み寄ってみる
  • 少しだけ見方を変えてみる

子どもたちのために、そして自分自身を救うためにも
心を通わせられる関係を、築いていきませんか?


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